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2015年後半のファッショントレンド

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日本ファッションスタイリスト協会 代表理事のあいざわあゆみさんに、占い師みずきかのんがインタビュー。2015年のトレンドから、自分に似合うファッションについて、そして星の動きとファッショントレンドの共通点にせまる!

 

ファッションの聖地、原宿☆ 

インタビュア:みずきかのん

 

 

原宿は海王星エリア

 

─表参道の街も、ここ30年で随分変わりましたね。
あいざわ 1923年の関東大震災の復興支援のために設立された同潤会のアパートがあったのですが、老朽化に伴う再開発で表参道ヒルズなどができて、活気が出ましたね。骨董通りから表参道にファッションブランドのお店が流れてきましたし、外国人観光客も多くなりましたね。日本人だと30〜40歳代の方を多く見かけます。ブランド店の多い表参道は10代の若い方にとってはあまり魅力を感じないのかもしれません。
それとは逆に竹下通りのある原宿は10代の若い人たちが多く、キャットストリートはこだわりのメンズファッションやアウトドア店がたくさんあるので、カップルで楽しんでらっしゃる方たちを多く見かけます。

─キャットストリートはデートスポットということですね(笑)。
あいざわ そうですね。男性もショッピングが楽しめる街ですから。キャットストリートは渋谷側よりも竹下通り側のほうが、年齢層が若い気がしますね。キャットストリートは行きたいお店のことなどを事前に調べてこないとわからないことが多いんです。トラックの“ホロ”で作ったバッグ屋さんなど、こだわりがあるお店があるのですが、見つかりづらい場所にあることが多いんですよね。

─そういえば、美容室もたくさんありますね。なぜ原宿に多いのでしょうか?
あいざわ 美容師の間では通称“青原”といって、美容院のメッカなんです。90年代後半くらいからカリスマ美容師が流行り、テレビや雑誌でスポットライトを浴び始めました。現在では、原宿の美容室だとMINX、SHIMA、ZACC、ACQUA、GARDEN、
HAER DIMENSION 等が有名ですね。

─表参道も美容院が多く、15年前ほど前に表参道の路上で深夜に1年間占いをしたことがあるんです。22時以降はお客様の80パーセントが美容師さんでした。
占いの世界でも以前は原宿がメッカだったんですよね。皇居から見て原宿の方位が魚座に当たっていまして、海王星のエリアになります。海王星、魚座は、夢、希望、精神世界を意味していて現実離れしたところにあるのです。だからだと思いますが、たとえば他の街だと「ええっ?」って思われるような奇抜なファッションでも、原宿だったら許されるところはあるかもしれません。
あいざわ そういう気の流れとか、地場があるのでしょうね。

最近の流行について感じること

あいざわ 最近は一昔前と比べると流行がない感じがしているんです。
真っ赤な口紅が好きな人もいれば、ヌーディーカラーを付けている人もいます。あまり流行を気にせず、様々なファッションをされている方がたくさんいらっしゃいます。今は情報過多になっていて、一般的にもパーソナルスタイリストが求められる時代になってきました。
流行がなくなっているのはファッションだけでなく、食べ物に関してもそうです。季節に関係なく手に入る野菜や果物も多くなりましたし。異常気象で四季の感覚もなくなっていますね。昔は旬のものを美味しくいただく、ということができたのですが……。
とはいえ、流行の文化がすべてなくなったわけではなく、4年に1回のオリンピックの時には、スポーティなファッションが流行るというのはあるみたいですね。

─たしかに昔と比べると流行の仕方が変わってきましたね。
あいざわ その一方で、青春時代に流行った髪型を今も変えずにそのままにされている方もみかけます。自分の中では顔はずっと変わらず一緒なので、現在でもしっくりきていれば髪型は変えないのでしょう。

─そう言われると、バブル時代の前髪やメイクの仕方も、ブームが終わってからもしばらく見かけてました。自分らしさを大事にしているということでしょうが、そのままでは時代に取り残されてしまう可能性はありますね。
あいざわ 実は本人は気づいていなくても周りの人が気付いている場合が多いんです。でもそれは趣味趣向のことなので、指摘すると否定することになりどんなに親しくても言いづらい部分でも有ります。

─そうですね。ちょっと変えればすごく素敵になるなと感じる人はたくさんいます。少しもったいないですね。
でも、一昔前のもの─髪型やファッション─を古いと感じるということは、時代に流れがある証拠と言えると思います。

敵になるなと感じる人はたくさんいます。少しもったいないですね。
でも、一昔前のもの─髪型やファッション─を古いと感じるということは、時代に流れがある証拠と言えると思います。

 

今はワイドが流行中

─2015年に流行っているものって何でしょうか?
あいざわ ガウチョパンツ、白で統一するファッションが流行っています。

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─先ほども洋服屋さんで、白い帽子をオススメされました(笑)。白が流行しているんですね。
あいざわ オール白のファッションに、アクセントカラーを1色取り入れるとより素敵に見えます。ちょっとした小物でも全然違って見えますよ。ビビットなカラーのカバン等でアクセントをつけるのもいいですね。

─今年のファッションでおしゃれに見えるスタイリングのコツは何でしょう?
あいざわ 少し前までS字ラインがおしゃれに見えると言われていたのですが、今はワイドが流行っていますね。スポーティスタイルや軽快な感じが
流行っています。ただボーイッシュまではいかない。あくまでナチュラルな雰囲気です。髪型はナチュラルでスッキリしたもの。今年はそういう流れですね。

─そのファッションに合わせて流行りそうなアクセサリーはどんなものでしょうか?
あいざわ 大ぶりなアクセサリーですね。今はワイドなファッションが流行っているので、アクセサリーも大ぶりになります。靴も同じく、ソールが厚いものが流行っています。洋服が大きいと手首や足首が細く見えますしね。小顔効果を狙うには、顔に近いところにポイントを置くといいです。

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─占星術では、木星が8月に獅子座から乙女座へと移動するので、女性らしい雰囲気に切り替わるのですが、ガウチョなどのトレンドは2015年後半、どう変わっていくでしょうか?
あいざわ 今は裾が拡がったパンツが流行っているのですが、その次には必ずフェミニンがきます。企業は、秋冬はフェミニンを推してくると思います。しかし、ガウチョがとても履きやすいので、長いヒットになるのではないかと言われています。ゴムのものや安価なものも出ていますね。ただ、キレイめのパンツも出てはいるんですよね。秋からはトップスはピッタリせずに緩やかで、パンツはスッキリとし、ラインは女性らしい感じだったり、可愛いものやキレイめのもの。髪もナチュラルな雰囲気から、女性らしい優しい雰囲気になってくるかもしれませんね。

自分の魅力を出すには

─似合う服の条件ってあるのでしょうか?
あいざわ ①色 ②形 ③素材ですね。物には素材があります。人も同じで、髪の毛や肌は人それぞれ違いますね。それに合わせたファッションを選ぶと良いと思いますよ。例えばお肌が薄い方は、薄い素材が似合います。丸顔の方は、丸いもの。お顔のパーツが小さい人は柄が小さいもの。肌がつるっとしている人はキラキラしている素材が合います。
髪の毛も同じで、髪が茶色の方は茶系の物を合わせたり、肌や髪、瞳もツヤのある方はキラキラした素材が合いますし、マットな方はマットな素材がいいです。

─そうなんですね。私はどちらかというと、ジョーゼットのようなひらひらした薄い素材が好きなのですが、確かに皮膚も薄いです!
あいざわ 情報が今のようになかった時代のことを言えば、バブルの頃まではネットがなかったので、テレビや雑誌で情報を得ていました。ワンレングスやボディコン、サーファーブーム、浜トラ、ニュートラ、ギャル、森ガール……。これまでいろんなブームがありました。ネットが普及して情報が氾濫した今、情報に流されて“誰か”になろうとするのではなく、また誰かの真似をするのではなく、本当にその人に似合うもの、“自分らしく表現するために選ぶ”ことを意識している人が増えています。とはいえ、選べない人は第三者が選んであげる必要があるのではないかなと思います。客観的に見ることでその方の特徴が分かりますからね。そうすることで、もっと自分の魅力が出て生き生きとしてきますよ。

─どんなお客様が多いですか?
あいざわ 最近では北海道からもいらっしゃいますので全国各地からですね。その方は旅行で都内にいらっしゃる際にスタイリングしてほしいと言ってくださってます。先日も大宮からいらっしゃったり、都内に限らず来てくださる方が多くなりました。